浮気調査アプリとは?
最近では、自分自身で浮気調査をする方が増えています。当探偵社にご相談でいらっしゃる方の中にも、ご自身でアプリを使って浮気調査をされた経験がある方はたくさんいらっしゃいます。
やり方を間違えなければ問題はありません。しかし、間違えてしまうと、いくつか問題が生じる可能性がありますので、改めてご説明いたします。
アプリで浮気調査は違法行為になる?
浮気調査アプリとは、対象者にバレずに浮気を見破るための驚異的な機能から「浮気調査アプリ」と言われますが、遠隔操作アプリとも呼ばれるスマホアプリです。
元々は「スマホの盗難防止」や「紛失」などの際に、悪用を防ぎ発見などに役立てる目的として開発されています。浮気調査のために開発されたアプリは、おそらく無いと思います。
浮気調査アプリの機能
浮気調査として使われているアプリの中でも、できることとできないことがあります。
基本的には盗難、紛失時に利用するための機能が、そのまま浮気調査として利用されているようです。
浮気調査アプリの機能として使えるのは主に以下9つです。
- 位置情報の取得
- GPS追跡
- 通話履歴の確認
- 電話帳の閲覧
- SNSメッセージログの閲覧
- カメラの起動
- 音声の録音
- 保存された画像や動画の閲覧
- LINEを見る
パートナーが浮気しているかどうかを見極めるには、十分すぎるほどの機能です。しかし、相手の許可なく勝手にアプリをインストールするのは注意してください。それにはいくつかの問題があるからです。
問題①違法で入手した証拠は証明能力がなくなる
自分で浮気調査をしようと考えている人にとっては盲点ですが、スマホの証拠(LINEのやりとりなど)やGPSの怪しい履歴は、離婚の調停や慰謝料請求において「有効な証拠」としては認められません。
離婚や慰謝料請求を有利に進めるためには「不貞行為」の証拠が必要です。この不貞行為とは、「異性との肉体関係」です。例え、GPSがラブホテルの敷地上を指していたとしても、それだけでは「不貞行為」を証明できません。
もし、無断でインストールしたことで証拠を得られたとしても、証拠としての能力を失うだけではなく、違法行為として相手から訴えられる危険性もあるのです。
問題②浮気アプリの無断インストールは違法行為の可能性
浮気している人に限らず、スマホ利用者の多くはセキュリティー面から、スマホにロックをかけている人が多数だと思います。アプリのインストールを目的とせずとも、スマホのロックを解除して、中身を見る事自体が「プライバシーの侵害」になる可能性があります。
また、アプリのインストールには、利用者のIDやパスワードが必要となります。インターネットで他人のIDやパスワードを勝手に使ってログインすると、「不正アクセス禁止法違反」に当たる可能性があります。「不正アクセス禁止法」とは、インターネットで他人のIDやパスワードを使って勝手にログインすることを禁止した法律です。
さらに、浮気調査のために無断でアプリをインストールすることは、「不正指令電磁的記録供用罪」や「ウイルス供用罪」にあたる可能性があります。
正当な理由がないのに、人の電子計算機(コンピュータ)における実行の用に供する目的で、刑法168条の2第1項各号に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処される(168条の2第1項)。同項各号に掲げられた電磁的記録とは、
1.人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録
2.前号に掲げるもののほか、同号の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録
の2種類である。典型的には、コンピュータウイルス等のマルウェアが想定されているため、「ウイルス作成罪」ともよばれる。正当な理由がないのに、1項1号に掲げる電磁的記録を人の電子計算機における実行の用に供した場合も同様とされる(168条の2第2項)。
アプリの無断インストールで逮捕された事例
GPS追跡アプリCerberus(ケルベロス)を無断でインストールして、GPSで位置情報の確認だけではなく、遠隔操作で音声録音や通話履歴確認、写真撮影やメール送信などを行ったことで過去に逮捕者も出ています。
遠隔操作ができるかどうかに関わらず、無断でインストールすることは避けることが大切です。また、防犯目的の「セキュリティアプリ」と嘘をつきインストールさせることも問題となるケースがあるようです。
28歳の男、知人女性のスマホにアプリを無断設定し逮捕 その恐ろしい機能とは
20代知人女性のスマートフォンにアプリを無断でインストールした疑いで住所不定で会社員の28歳男が逮捕された。このアプリには位置情報などを取得できる機能があり、不正指令電磁的記録供用の疑いが持たれている。
そのアプリ「ケルベロス」を、男は昨年10月下旬から12月下旬の間にかけ、知人女性のスマホに本人に断りなくインストールした。沖縄県警は、男が女性の位置情報を不正に取得していたとみて捜査を続けている。遠隔操作用アプリを使用した摘発事案は沖縄では初めてだという。
「ケルベロス」は、もともと“盗難防止”を目的としたアンドロイド用の遠隔操作アプリだ。GPS機能を使ってスマホの現在位置を特定し、PCから遠隔操作でスマホのあらゆる機能を利用できる。具体的には「強制的にカメラを起動させ、写真を撮れる」「周囲の音声を録音できる」「強制的にそのスマホから電話をかけられる」といった操作だ。大きな問題は、他人によってこうした行為をされてもスマホ所有者はアプリを起動していることすら分からないことだ。また、設定次第でインストールした「ケルベロス」をスマホ上の「ホーム画面」「アプリ一覧」から非表示にできてしまうのも問題だ。無料期間は1週間でそれ以降は有料となるが、1デバイス(1端末)で年5ユーロ(約655円)という驚くほどの安さで入手できる。
引用:exciteニュース
浮気調査は探偵に相談
以上のように、浮気調査をしようとアプリを使って頑張った結果、違法行為に該当してしまうと証拠としての能力を失ってしまったり、最悪訴えられてしまう恐れがあります。
もし、インストールした事がバレて問題にならなかったとしても、一度バレてしまった後では、その後の調査難易度が上がり、探偵に依頼しても証拠が撮れない、証拠を撮るまでに時間がかかり料金が上がってしまうことも考えられます。
宮城県、東北での浮気調査は当探偵社にご相談ください
宮城県仙台市には当探偵社グループの「シークレットジャパン東北本部」があります。
毎月、仙台市をはじめ宮城県を中心に相当数の浮気調査を実施しており、経験、実績ともに豊富な探偵社です。
シークレットジャパンの浮気調査は、費用を抑えた定額料金制(パック料金)です。当探偵社では、裁判でも認められる「不貞行為」の証拠収集をしているため、証拠取得後は、不倫慰謝料の請求が可能です。
浮気調査をお考えでしたら、当探偵社までお気軽にご相談ください。
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