コロナ禍でも感謝と励ましの輪
新型コロナウイルスが世界的に流行し、不安な日々を過ごされていると思います。
押し寄せる不安から「感染者」や、感染者を受け入れた「医療機関」、「県外ナンバー」の車に乗る人への嫌がらせが多発するなど社会的な問題が発生しています。
そうした中、仙台市で心温まるニュースが報道されていましたので、改めてご紹介いたします。
ごみ収集員に感謝の張り紙 仙台の集積所「大変な中ありがとう」
新型コロナウイルスの感染リスクを抱えながら、ごみ収集に日々従事する作業員に感謝を示す張り紙が、仙台市内の集積所で相次いで見つかっている。「ありがとう」「コロナに気を付けて」の言葉が、作業員を勇気づけているという。同様の動きは全国各地で見られ、杜の都にも感謝と励ましの輪が広がっている。市環境局によると、張り紙は4月末から増え始め、今月(5月)13日までに20枚ほど見つかった。達筆な字で「本当にご苦労様です」としたためられた手紙や、子どもが書いたとみられる「コロナにかからないで」のメッセージなどが寄せられた。
「大変な中 お仕事お疲れ様です」とごみ袋に書いてあったケースも。いずれも作業員を気遣う言葉ばかりだった。収集業務を請け負う事業者に手作りマスク80枚を贈った市民もいた。
事業者は受け取った張り紙を事務所内に掲示し、他の作業員にも紹介している。「励みになる」と喜ぶ声が上がっているという。
市環境局総務課の菅原洋課長は「市民の皆さんに温かいメッセージをもらいありがたい」と感謝する。
市内の家庭ごみ排出量は感染拡大による外出自粛の影響で増加傾向。使用済みマスクなど感染リスクの高いごみも目立っている。市は作業員の安全を守り、感染拡大を防ぐごみの出し方、集積所の清掃方法などをホームページに掲載した。菅原課長は「ごみを詰め過ぎず、袋の空気を抜くなどしてほしい」と市民に協力を呼び掛ける。
引用:河北新報
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